データ分析

村田諒太、遂に完成形か!!バトラーに5RKO勝利。衝撃の試合を徹底データ分析!【WBA世界ミドル級タイトルマッチ】

2019/12/24 (更新日: 2019/12/24)

WBA世界ミドル級タイトルマッチ 村田諒太vsスティーブン・バトラーの試合は、村田選手の5RKO勝利で幕を閉じました。

前回のブラント戦同様、引くこと無く圧倒的な圧力で前に出続けた村田諒太。

「世界のトップオブザトップになる」という村田選手の夢のため、勝ち方も問われた今回の防衛戦でしたが、見事に世界へのアピールに成功しました。

多少の被弾はありましたが、バリエーションが豊富になりさらに相手に与えるプレシャーが増した村田選手は、まさに完成系といっても良いのではないでしょうか。

今回の試合の結果を受け、会場に来ていたトップランク社のボブ・アラム氏も「東京五輪前に、カネロかゴロフキンとやらせたい」と発言しており、遂に世界が注目するビッグマッチが現実に近づいて来ました。

それでは、何が今回の圧倒的な勝利を生んだのか。

データを交えながら、徹底分析していきます。

村田諒太VSバトラー 各ラウンドデータ分析

1R

バトラー パンチ数62発(ヒット数22発)

個人的な予想では、バトラーが足を使ってくるのではと思いましたが、前に出て来ましたね。

中盤で村田選手の右のオーバーハンドがヒットしました。

ジャブの数も多く、良い立ち上がりだったと思います。

ジャッジは2者が村田選手10-9、1者がバトラー10-9でした。

2R

バトラー パンチ数50発(ヒット数23発)

バトラーが少し距離をとり、村田が追いかける展開に。

ワンツー主体の攻撃でしたが、途中でボディを織り交ぜたコンビネーションが印象的でした。

ジャッジは2者が村田選手10-9、1者がバトラー10-9でした。

3R

バトラー パンチ数55発(ヒット数11発)

遂にバトラーを捉え始めた村田選手。

右ボディ、右ストレートとビッグパンチが入り始めました。

コンビネーション的には右ストレートのダブルが多かった印象。

また時折見せる右アッパーも有効でした。

ジャッジは3者とも村田選手の10-9。この試合初のフルマークです。

4R

バトラー パンチ数45発(15発)

3R同様、ビッグパンチをヒットさせる村田選手に対して返すのが精一杯のバトラー。

下がって休もうにも村田選手がすぐ追いかけてくるため、苦し紛れに打ち返すしかないと言うところでしょうか。

ボディもかなり嫌がっており、クリンチも増えました。

対して、村田選手はガンガン攻め続けます。

また顔に集中させず、冷静にボディを打ち分けるところはさすがクレバーな村田選手だと感じました。

ジャッジは3Rに引き続き、3者とも村田選手の10-9。

5R

バトラー パンチ数40発(ヒット数5発)

4R同様防戦一方のバトラー。一応手数は出てるもののただ出しているだけといった印象で、村田選手を引き離すことができません。

対する村田はガンガン追い込んでいきます。

そして、右ストレートにぐらついたバトラーに、右のトリプルから返しの左フックでダウン。

5R 2:45 村田諒太選手のTKO勝利!

最後に全ラウンドの総括です。

村田諒太VSバトラー 総括

全ラウンド

最後に全ラウンドの分析です。

村田  パンチ数316発(ヒット数91発)

バトラー パンチ数252発(ヒット数76発)

VSブラント2で完成させたスタイルと同様、被弾覚悟で前に出ながらアグレシッブに攻撃し続けた村田諒太選手。

以前は、ブロックしてワンツーを返すといった単調な動きが目立ちましたが、右アッパーや左フックをはじめ、バリエーションも豊富になって来ました。

また、序盤は観察することが多い村田選手でしたが、この試合も前回同様、被弾しながらも前に出ました。

豊富な攻撃バリエーション、相手を逃さない圧力、強固なガード、そして被弾を恐れないメンタル。

今回の試合でほぼ村田諒太の完成系が見えたのではないでしょうか。

トップランク社のボブ・アラム氏の発言通りなら、次戦は遂に待望の世界的ビッグマッチです。

今回の試合内容なら、カネロ・ゴロフキンとも勝負になるのではと感じさせました。

井上尚弥選手のアメリカ進出に続き、村田諒太選手の世界的ビッグマッチへの期待、今から待ちきれませんね。

それでは。

*パンチ数、種類は独自に手動で計測したものです。肉眼での計測のため、正確なものとは限りませんので、ご了承下さい。

村田諒太、次の相手は??